介護業界の深刻化する高齢化について
男女平等社会となり、女性の社会進出も増加してきました。
これに伴って女性たちもどんどん責任のある仕事をするようになってきています。
責任のある仕事につくようになると、特に女性は家庭を持つことによって仕事にも影響がでかねないため、結婚や出産をする女性たちが減ってきて、日本は深刻な少子高齢化の問題を抱えています。
少子高齢化は、介護業界にとっても深刻な問題です。
介護職員は慢性的な人材不足を抱えているのに、介護を必要とする高齢者だけがどんどん増えていくのです。
2025年には、戦後の高度成長期に生まれた団塊の世代と呼ばれる年代層の人々が75歳以上となり、国民の3人に1人は高齢者という計算になるといわれています。
そうなると、介護業界で働く人たちも高齢な人たちが増え、さらにはますます人材不足が進行すると考えられています。
そこで、各家庭で高齢者を介護しようという動きも高まっていますが、そこでも高齢者の介護をする家族もまた高齢者という、老老介護が問題視されています。
年老いた人たちが同じく年老いた人たちの介護をすることは容易なことではありません。
介護の仕事は心身ともに大変ストレスのかかる厳しい仕事だからです。
ではどうやったら高齢化の進行を乗り越えていけるのでしょうか。
・国を挙げた子ども対策の充実
女性が子どもを産みたがらなくなった原因は、社会進出の増加だけではありません。
社会進出しても出産や育児などを行ないながらでも安心して働けるような環境作り、また、子どもを生むことによってよかったと思えるような政策があれば働きながら出産する人も増え、子どもが増えていくと考えられます。
・介護業界への若い力の参入
職員だけでなくボランティアなど、若い力を積極的に活用していきましょう。
施設のみならず、在宅で介護している人たちは、近所に住んでいる若い世代の人たちを積極的に力を借りていくことで、若い世代の人たちの高齢者に対する考え方も学ぶことができ、よい機械になる一方、老老介護の負担が軽減します。
介護業界はこれからが正念場です。いろんな対策を考えていくことで、利用者も職員も楽しめる仕事ができるといいですね。
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